今夏7kgダイエットに成功し、油断の末に8kg太ったスタッフ宮井です。
いよいよ明後日から棚田サミット@上勝町の開幕ですね!
さて、今日は棚田サミットとあまり関係ない上勝の風景をお届けします。
上勝町の農業粗生産額はたぶん17億円ぐらい(スタッフ宮井調べ)。
その内3億円弱を占めるであろう果樹の、約半分が香酸柑橘類です。
主品目はすだち・ゆこう・ゆずの三種類。それぞれ9月、10月、11月と
リレーで収穫期を迎え、歪みない収穫体系を実現しています。
そして今月が旬の「ゆこう」のオススメの味わい方がこれ。
「ゆこう」はポン酢の材料になる、ダイダイとよく似た感じの柑橘です。
上勝ではこれを各家庭で搾って「酢」を作ります。
搾汁機へとかけられ、果汁は種やアクを濾されて右のボールに。
カラカラに搾り尽くされたガラはコンテナへと落ちていきます。
オーナーのご好意で搾汁機の機構(メカニズム)を見せていただきました。
取っ手の裏には包丁が据えられ、それによる切れ目が搾汁効率を高めます。
いやぁ、甘酸っぱい香りがたまりませんね!
上勝町の香酸柑橘加工品はJA東とくしまのネット通販で手軽に購入できます。
それではみなさん棚田サミットでお会いしましょう。
(宮井)
2011年10月26日水曜日
2011年10月19日水曜日
上勝マイスター講座、満員御礼にて閉幕。
今日は上勝マイスター講座の千秋楽の模様をリポートします。
9月に(株)いろどり様と共催で集中開催された上勝マイスター講座。
最終日となる9月22日のテーマは「上勝の食と農の新たな展開」。上勝町に
移り住んで早半年。食農経済学が専門のスタッフ宮井が満を持して、上勝
の食と農の最新トピックをお届けします。
最初の講師は上勝町有機農業研究会会長の藤田正先生。
5年前にワーキングホリデーを通じてIターンされた藤田先生は有機農業と
出会い、今や30人を越える農家組織のリーダーとなっています。
農家としては3年生ですが、某財閥系商社幹部や会社経営を通じて得た
豊富なビジネス経験を元に、地場スーパーに産直出荷を行っています。
田舎の「直売所」のイメージが強い産直ですが、直売の主流は毎日手軽
に買える「スーパーインショップ型産直」へとシフトしているのです。
講義後、会場からは床の張替えから合併浄化槽設置まで、自らの手で
リフォームしたというIターン定着のノウハウから、JAと卸売市場を中心
にした既存の農産物流通システムの限界に関する議論まで、時間一杯
活発な質疑応答が行われました。
そして最後、上勝マイスター講座のおおとりを務めていただいたのは
(株)高鉾建設代表取締役の山下俊洋先生です。
ポカ○スエットで有名な某社で、オロ○ミンCなどの未知の飲料をゼロから
ドブ板営業の末に開拓した経験を持つ山下社長。
家業の建設会社を継いだものの、そのフロンティアスピリット尽き難く、
一年前から取り組まれている上勝の棚田米を使ったお酒プロデュース
の裏話の数々を披露していただきました。
さすが営業畑出身と言いますか、緩急自在の巧みな山下社長の話し振
りに会場は笑いと驚きの渦に。
今の上勝を代表するお二人の講義は大変な反響を呼び、30名から40名
に定員変更した上勝マイスター講座は満員御礼となりました。
平日の夜に遠く上勝まで足を運んでくださった参加者の皆様、社外秘の
ノウハウを惜しげもなくお話くださった講師の皆様にこの場で感謝させて
いただくとともに、この講座から新たな地域の食と農の取り組みが生ま
れることを切に望みます。ありがとうございました。
(宮井)
トポス2007 秋のお色直し
上勝は朝晩がかなり冷え込むようになりました。
そろそろ冬支度をはじめなくては。
さて、昨日参加させていただいた、トポス2007の秋のお色直しの様子をお伝えします。
トポス2007は、2007年に徳島県で開催された国文祭のときに造られた、
アート作品のひとつです。
4月にあったお色直しのときも参加させていただきました。
その時のようすはこちら。
4月に花の植え替えをしてからそのままになっていましたが、
棚田サミットが来週に迫ってきたので、秋のお色直しです。
トポス2007がある地区の方と、このアート作品の作者であるたほりつこ先生と作業を始めます。
背が高くなった草を刈っただけの状態がこちら。
色の種類が少なく、なんだか寂しげです。
まずは植木鉢に生えた草や枯れた花を抜いて、きれいにしていきます。
植木鉢は、上勝町内外の方が参加して上勝産の土を使って、野焼きで作ったそうです。
素焼きでしょうか、赤みがある色であたたかい印象です。
作業開始から1時間半くらいで、ずいぶんきれいになりました。
さてさて、ここから花を植えていきます。
菊、シクラメン、なでしこ、プリムラ、パンジー、ビオラ、葉牡丹。
とっても華やかです。
この花たちをどこに植えるか、たほ先生と一緒に考えます。
場所が決まれば、どんどん植木鉢に植えていきます。
そしてできあがった作品がこちら。
一番上にある写真と比べると大違いです。
やっぱり花があると華やかになっていいですね。
2007年に完成してから4年が経ちますが、トポス2007の手入れは
今日のようにみんなが集まって続けられています。
植える花によって、季節によって変化していくアート作品、
そして作家さんと地域の方が一緒になって作品を作っていくことがほんとうに素敵だなと思います。
上勝町内では、来週の棚田サミットに向けて、訪れてくださる方をお迎えする準備が
町中で進んでいます。
10月28日~29日の棚田サミットをお楽しみに!!
そろそろ冬支度をはじめなくては。
さて、昨日参加させていただいた、トポス2007の秋のお色直しの様子をお伝えします。
トポス2007は、2007年に徳島県で開催された国文祭のときに造られた、
アート作品のひとつです。
4月にあったお色直しのときも参加させていただきました。
その時のようすはこちら。
4月に花の植え替えをしてからそのままになっていましたが、
棚田サミットが来週に迫ってきたので、秋のお色直しです。
トポス2007がある地区の方と、このアート作品の作者であるたほりつこ先生と作業を始めます。
背が高くなった草を刈っただけの状態がこちら。
色の種類が少なく、なんだか寂しげです。
まずは植木鉢に生えた草や枯れた花を抜いて、きれいにしていきます。
植木鉢は、上勝町内外の方が参加して上勝産の土を使って、野焼きで作ったそうです。
素焼きでしょうか、赤みがある色であたたかい印象です。
作業開始から1時間半くらいで、ずいぶんきれいになりました。
さてさて、ここから花を植えていきます。
菊、シクラメン、なでしこ、プリムラ、パンジー、ビオラ、葉牡丹。
とっても華やかです。
この花たちをどこに植えるか、たほ先生と一緒に考えます。
場所が決まれば、どんどん植木鉢に植えていきます。
そしてできあがった作品がこちら。
一番上にある写真と比べると大違いです。
やっぱり花があると華やかになっていいですね。
2007年に完成してから4年が経ちますが、トポス2007の手入れは
今日のようにみんなが集まって続けられています。
植える花によって、季節によって変化していくアート作品、
そして作家さんと地域の方が一緒になって作品を作っていくことがほんとうに素敵だなと思います。
上勝町内では、来週の棚田サミットに向けて、訪れてくださる方をお迎えする準備が
町中で進んでいます。
10月28日~29日の棚田サミットをお楽しみに!!
(もり)
2011年10月11日火曜日
役者、農村舞台に立つ。
上勝では稲の収穫を終えて、これから楽しいお祭りのシーズンです。
上勝のお祭りは「名」と呼ばれる11地区を単位に、川上から順にお祭りが
勝浦川を降りてくるような形で行われます。
お祭りの会場となる神社にはそれぞれ「農村舞台」があるのが特徴です。
昭和の頃は旅芸人の一座を呼んで、また時には自分たちが役者となって、
伝承(神話,平家落人伝説など)にまつわる寸劇を催したそうです.
昨日は大字旭地区で最大の集落、田野々名でお祭りがありました.
昔は席取りが必要なぐらいの超満員だったそうですが,今はSS席が大変
お求めやすくなっているそうです。もちろん無料です(笑)
この日は神社の若連が中心となって、ヤマタノオロチを題材にした寸劇を
演じていました。ご覧の衣装とセットで、かなりの気合を感じます。
お祭りの余興にはライブもあり、大いに盛り上がりました.
集落の方々が見知らぬ私にも気軽にお声かけてお酒を勧めてくれましたが
車で来ていたので泣く泣くジュースにて失礼しました(^^;
さて13日は私の集落、野尻名のお祭りがあります。私もお御輿を担ぐ予定
になっていて、今から緊張してます。
平日ど真ん中のお祭りですがぜひ足をお運びください.
(宮井)
2011年10月6日木曜日
上勝学講座「農業リーダーと複合経営」
9月17日(土)の第7回上勝学講座の興奮も冷めやらぬまま、翌18日(日)は
上勝町内にて第8回・第9回上勝学講座を開講しました。
この日は「上勝マイスター講座」の名に相応しい、上勝農業の達人お二人に
講演をいただきました
トップバッターは役場を7年前に退職され、農業を振興する行政の立場から
柑橘農家に転進された山部さんにお話をいただきました。
1981年の若手職員時代、寒害によるミカン大量枯死を経験した山部さんは
標高差に応じた作目転換などを指導したそうです。
そして自らが一農家となったいま、選んだ品目は「冷蔵すだち」。
元行政マンとして、一農家として、両方の側面から上勝の農業を語っていた
だきました。
続いてはこの50年、激動の上勝農業の展開を現場で支えてきた伊井重夫
さんに、上勝流「多角的農業経営の極意」についてお話をいただきました。
1970年代の養鶏推進、1980年代のキウイ導入、そして現在の上勝特産品
である原木椎茸など、その時々の時代とニーズにあった品目を次々と取り
入れてきたそうです。
適地適作ならぬ「適時適作」は、先に講義いただいた役場職員時代の山部
さんとの二人三脚の成果でもあったと思います。
会場からはJAと卸売市場を中心とした、従来の産地体系の在り方に関する
疑問質問が相次ぎ、「上勝型農業」構築に向けた意見交換が活発に行われ
ました。
いやぁ、上勝農業の歴史って本当に激動ですね。
ではまた上勝学講座でお会いしましょう。
(宮井)
上勝町内にて第8回・第9回上勝学講座を開講しました。
この日は「上勝マイスター講座」の名に相応しい、上勝農業の達人お二人に
講演をいただきました
トップバッターは役場を7年前に退職され、農業を振興する行政の立場から
柑橘農家に転進された山部さんにお話をいただきました。
1981年の若手職員時代、寒害によるミカン大量枯死を経験した山部さんは
標高差に応じた作目転換などを指導したそうです。
そして自らが一農家となったいま、選んだ品目は「冷蔵すだち」。
元行政マンとして、一農家として、両方の側面から上勝の農業を語っていた
だきました。
続いてはこの50年、激動の上勝農業の展開を現場で支えてきた伊井重夫
さんに、上勝流「多角的農業経営の極意」についてお話をいただきました。
1970年代の養鶏推進、1980年代のキウイ導入、そして現在の上勝特産品
である原木椎茸など、その時々の時代とニーズにあった品目を次々と取り
入れてきたそうです。
適地適作ならぬ「適時適作」は、先に講義いただいた役場職員時代の山部
さんとの二人三脚の成果でもあったと思います。
会場からはJAと卸売市場を中心とした、従来の産地体系の在り方に関する
疑問質問が相次ぎ、「上勝型農業」構築に向けた意見交換が活発に行われ
ました。
いやぁ、上勝農業の歴史って本当に激動ですね。
ではまた上勝学講座でお会いしましょう。
(宮井)
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